第2回ホットセッション「SLAの動向とその対応について」 2002年9月27日(金)に開催しました、ホットセッションの各講演の概要です。 ■講演内容 1.「サービスレベル管理(SLA)の時代へ」  NTTデータ 西之上実 ・SLAの出てきた背景から、SLAの考え方、海外事情(英国ITIL,欧米事情など)、SLAとSLMの関係、SLAのメリット・デメリット、SLAで保証する一般的な項目や数値・保証範囲、今後のSLAの見通し(ビジネスレベルSLAの保証へ)といったSLA全般に渡る内容でした。 2.「日立製作所におけるSLAの取り組みと課題」  日立製作所 金融システム事業部品質保証部 中田雅弘 ・SLAを保証するためのSLMの構築事例の紹介。 日立内で80人規模のSLA分科会を作り、SLA標準フレームワークと呼ぶSLA策定計画から開発段階/運用段階のSLAについて規定した枠組みを作成。契約のためのSLAテンプレート、サービス維持アクションアイテムのテンプレートなどを作って実際に適用し、アベイラビリティを向上したという事例が紹介されました。 3.「MSP事業におけるSLA SLA/SLMの第3者監査によるリスクマネージメント」  株式会社ネットベイン 石川和也 ・SLA/SLMを工夫して実践している事例。 MSP事業であるシステム運用を請け負えるようにするため、システム設計の段階から参加し、設計内容から把握するようにしている。 すべてのメニューにSLAをつけ、目標値を達成できなかったらペナルティを自動返金するしくみにしている。 ・Auditorシステムリスクマネジメント導入。 SLAを本当に達成しているかを第3者がチェックしたり、顧客がSLAを契約するときのリスクを明示できるようにするため、eAuditorシステムリスクマネジメントサービス(SLA達成データの第3者監査やシステムリスク算定などを実施するサービス)を導入。 毎月のSLA達成状況のデータの確からしさを検証したり、顧客へリスク定量化して明示できるようにした。 4.「企業内システムへのSLA/SLMの適用」  富士通株式会社 運用管理ソフト事業部 石橋宏司 ・富士通製のWEBシステムのSLA管理ツールの紹介。 ・このSLA管理ツールを使って、企業内システムへもSLA/SLMを適用しているとのことでした。