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■第4回ホットセッション「ITプロフェッショナルのキャリアデザイン」 ■
- 「ITスキルスタンダードとIBMのプロフェッショナル・キャリア制度」
長田 康久(日本IBM(株) 技術プロフェッショナル・コンピンテンシー部長)
- IT人材市場の現状、その対策のひとつして政府が中心となって策定したITスキル標準について、策定までの背景及び概要について説明。
- 多数の企業を考慮して作られているため、それぞれのスキルの許容範囲の幅が大きく、実際の適用についてはかなりのカスタマイズが必要である。ITスキル標準はあくまでも辞書という考え方をもってほしいとの意見であった。
- IBM内でのプロフェッショナル制度について紹介された。企業変革としてサービス・ビジネスにシフトした背景、さらに製品ビジネスとサービス・ビジネス戦略をベース長期短期に分けた人材育成の内容、さらに各プロフェッショナルの全体像(IBMグローバルプロフェッショナルキャリア)について紹介された。
- 特にコンピテンシーについては高い専門分野のスキルをベースにCSとビジネスクリエーション力が今後必要であることも付け加えた。
- 「ITプロフェッショナルの転職最新事情」
藤井 薫((株)リクルート Tech総研 編集局 編集長)
- 今回は求人関係のデータを多く収集されているリクルート関連会社等のデ−タをもとに、いろいろな角度からITプロフェッショナルの転職最新事情について解説された。
- 一昔前、企業は転職の回数が多い人材ほど採用には足踏みしていたが、今は逆にそういう人材を求める傾向もでている。 変わるエンジニア採用マーケットとして企業と個人そして市場価値の観点から考察された。
- 特に業種別では情報通信系が減少を続けている実態、そして社会経済状況によりハード系もソフト系とほぼ同様の求人件数であることもデータで紹介。転職希望については70%のソフト系の人間が転職を考えたことがあり、現在の雇用環境や企業の環境変化が大きく関与していう事実を象徴していた。
- 転職の条件としては納得のいく評価と経営者が魅力的であることがアンケート結果より報告された。
- 企業が求めるエンジニアのコンピタンスを7つあげ、最終学歴よりもコミュニケーション能力が重要視される実態についての調査結果も説明された。最後にITプロフェッショナルは会社に拘束されるのではなく専門領域で多様にキャリアを得ることについて結んだ。
- 「MOT(工学マネジメント)とMOT教育」
岡本 史紀(学校法人 芝浦工業大学 学務担当常務理事 MOT推進室長
教授 工学博士)
- 国内初の工学の専門職大学院「工学マネジメント研究科」として設置された経緯と背景、その概要について紹介された。
- MOT(Management of Technology)教育は欧米ではかなり浸透しているが日本では芝浦工業大学が初であり、その教育理念も運営形態も特徴的である。特に高度専門職業人要請に応えるため、少数の学生に対し同等の教員数を確保している。カリキュラムも企業と連携し技術経営等のビジネススキルを習得する内容となっている。
- 2003年度入学者は43名であるが、年齢層では30代が最も多い。ただ40代50代の入学者割合が多いのにも驚くが、全体の1/5がベンチャーやコンサルタントとして独立を考えていることも補足された。なお入学時には自分で何をしたいかを論文提出し2年間の間に、それが実現するための研究を行い、卒業時に報告という形をとっている。
- 実績はこれからであるが、カリキュラムや制度、及びインフラ等の整備や見直しも視野に入れ、運営を進められるとの事であった。
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